和風曲芸

謳華炸裂御守制作レポ

皆様こんにちわ!声優兼和風曲芸スタッフの吉野一平です!(いいんですもうそれで)
今回は和風曲芸STYLEでオリジナルのお守りが作られるということで、僕に出来ることが無いかと進言したところ、予想以上に色々な事を押し付けお任せ頂けた事と、制作工場さんとの二人三脚以外に今回は和風曲芸内部でも様々な事がありましたので、ここに御守の解説がてら制作レポートという形式でご紹介していきたいと思います。写真のほとんどは僕の携帯(使用期間約10年)写真によるもので、(クリックで拡大します)美的センスがかけらもない為見難く、また拙い文章ではありますが、
最後までお読み頂けたら嬉しいです!宜しくお願いします!♪

ディティール

謳華炸裂御守の形

御守の形、表。
まずは、何はともあれどんなものかが重要です。和風曲芸STYLEですからね。そんなちゃちなものは作りませんよなんといっても儲けより実用性や品質を取る団体ですから。正直商売人魂が微妙に足りないから毎度制作ギリギrいえなんでもありません。お守りといえど形、大きさは多種多様。品質もピンからキリまであるようですが、謳華炸裂御守は「オーソドックス+a」を目指しました。表はこんな感じ。写真じゃ分かりづらいかもしれませんが、材質は布です。また、ビニールコーティングされていますので、多少の雨ならヘッチャラです。特に留め具等は無く、シンプルな紐留め。因みに、全くどうでも良い話ですが、この紐「めがね紐」という名称らしいですね。見た目まんまの名称ですが、よくよくお守りで見る結び紐です。シンプルで少し可愛らしい。赤紐が程良く映えています。
御守の形、裏。
裏面はこんな感じです。 表面よりも更にシンプルなデザインですが、それだけに華の字の存在感が光っていますね。因みにこの字は、以前丸缶キーホルダーにもなった、和風曲芸を象徴する一文字「華」のデザイン文字。現和風曲芸STYLEのロゴにも使われているものですね。手に持つとこんな感じ。この筆字デザインは、ちゃんと書道家の方にお願いしてデザインしてもらっているものみたいですよ。流石のスタイリッシュさです。大きさは縦約9cm、横約5cmの一般的なお守りより、ひとふた回り大きめサイズです。邪魔になりすぎずかといって馴染みすぎて消えてしまうようなことはなく。ささやか且つ大胆に存在をアピールしています。手に持つとこんな感じ。

僕の手が不細工なのはこの際目をつぶって下さい。ぉふぅ。女性の方が手に持ったらもう少し大きく映るかしら?(僕、割と手は大きめです)ともあれ、上にも書いた通り「少しだけ」大きめサイズなので、カバンなど普段使う手荷物にもピッタリですし、お部屋に飾ってもちょっとしたアクセントになると思います。因みに僕はカバンに付けています。色が黒なのでしっかり目立ってます(笑)僕としてはシンプルなカバンにひとつ色が加わっているので、変化が見えて満足しているんですけどね♪


デザイン

表デザインさて、もう少し形状に関して突っ込んだお話を。ここでは印刷元のデザインを拝借してひとつひとつ掘り下げていきます。まずは表デザインから。

①謳華祈願
開運祈願や安産祈願等ではなく『謳華祈願』(おうかきがん)。和風曲芸の制作理念は「人生謳華」ですが、当然ファンの皆様にもそれぞれの人生がある。その道すがら、沢山ある内の1つでも良いから、実を結んで華開いて欲しい。そんな願いが込められています。
②翼
パッと見分からないかもしれませんが、右上左下の二隅に翼をモチーフにしたデザインが描かれています。デザインした方によれば「文字を二枚の翼が取り巻いて渦を描くようにしています。両翼を大きく羽ばたかせ、飛翔し、謳華を成就させて欲しい」そんな願いが込められているそうです。

旋風華の箱のアレ。③亀甲紋
亀の甲羅である「亀甲」(きっこう)を原型にデザインされている華の紋章。よく家紋とかでも見られますよね。でも注意深く見てみて下さい。どこかでご覧になったことは無いでしょうか?そう、今も尚再生産が望まれるも、希望者が点々としている為に再生産に踏み切れない(涙)和風曲芸オリジナル扇子、「旋風華」の箱に描かれているアレです。お気付きになった方はいらっしゃったでしょうか?鶴は千年亀は万年。『華が万年先まで咲き誇る』そんな恒久的な輝きを願っての紋章です。

裏デザイン
続いて裏デザイン。裏デザインは表に比べてシンプルですが、そのシンプルさに反してここにも色んな意味が込められていたりするんですよ。

①華
上でも少し説明しました「華」のデザイン文字。貴方の中にあるひとつの『華』を讃え、その華が唯一無二の素晴らしき大輪となるよう、願いを込めてお守りに大きくデザインされています。どこかはかなさもありつつ、且つ堂々と。どうです。文字そのものが華に見えて来ませんか?
②反魂
「はんごん」と読みます。よく中国系の話や陰陽道(おんみょうどう)を題材にした話で見られる、所謂「太極図」です。万物は陰(いん)と陽(よう)に大別され、相互に干渉しあって、巡り、生成と消滅を繰り返しているなどを示した図です。これも和風曲芸のどこかで見たことはありませんか?お気付きになった方は作品を注意深くご覧になっていますねー、そう。ドラマCDシリーズ『走れ!昴くん』のロゴマークに入っているコレです。でも、ちょっと違いますね。回転が逆になっています。実は昴くんのロゴマークに入れられている印の方が一般的に見られる太極図なんです。では何故逆か。通常の時計回りは、一言で言えば「万物の摂理」を表しています。即ち運命。その反対は「運命への逆らい」を示します。と言っても悪い意味ではありません。ロゴマークに入っているコレ。『たとえ逆境の命運であっても、確固足る意志で立ち向かい、流れそのものを変えて成就へと導く』そんな願い、意味が込められているんです。たったひとつの貴方の魂。その意志強く、運命に敢然と立ち向かって、大輪を咲かせて下さいね。あ、因みにロゴマークの印ですが走れ!昴くんシリーズをお持ちの方はお手持ちのCDを良くご覧になってみて下さい。ほら、最新巻あたりで変化しt・・・おっと誰かが来たようです。続きはまたの機会に♪


フィリング

特製札

お守りの中身ここでちょっと禁断の手、お守りの封を解いてみましょう。中には形を保つ為の厚紙に守られ、和紙で作られた一枚の御札が入っています。この御札、実は全て手作りなんです!手漉きで制作された、縁起の良い金色の和紙を取り寄せ、それをおよそ4cm大の大きさに、千切りました僕が。普通の紙と違ってまー切りにくいのなんの。和紙なので当たり前なんですが。作業中、強い力で千切りまくった為にちょっと血が出たのはここだけの秘密です。時間を掛けてひとつひとつ丁寧に千切ったら、我らが主宰の登場です。お守りの裏面にデザインされた反魂の印は中にある「走れ!昴くん」シリーズの存在も示しているのですが、この御札には、主宰であり、昴くんの執筆者でもある吉川華生さんが、一枚一枚直筆で 1.昴くんの象徴文字でもある梵字『カの文字』 2.生涯の順調を願っての『順転の太極図』 3.逆境へ立ち向かう強固な意志を示した『逆転の太極図』 4.お守りに宿っている『走れ!昴くんのキャラクター』 5.貴方を支える『漢字一文字』 この5つがそれぞれ一枚に記されています。一枚一枚全て手書きです。黙々と描かれては文字を考えるために宙空に視線を漂わせ、また下を向いて黙々書く。若干オモチャみたいになっいやいや本当に集中して書いて下さいましたよ。

手書きです。

手書きなんです。

手書きだったのです!

一枚一枚手書きで書いて下さる吉川さんの図。手許には、当時はまだラフの段階だった「走れ!昴くん -嵐-」の裏ジャケットイラストが置かれています。より強く昴くんのキャラクターの魂を込め易くする為、キャラクターのイメージをし易くする為に、だそうです。

因みに、御札の中心に描かれている昴くんの象徴の梵字(ぼんじ)「カ」の文字。(か、です。ちから、じゃないです。)文字そのものには「因果」という意味があり、その象徴神仏は「地蔵菩薩」(じぞうぼさつ)という仏様を意味するそうです。この地蔵菩薩様はお釈迦様が亡くなってから五十六億七千万年後に救済者、弥勒菩薩様が登場するまでの間、民を救うのが主な役目なんだそうです。地蔵の「地」は「大地」を意味しているらしく、大地は私たち人間の衣食住から金銀財宝に至るまで、いろいろなものを与えてくれ、お地蔵様も同様に私たちにいろいろな恵みを与えその生活を護持するところから、この名前がついたそうです。安産・健康・長寿・智恵・豊作・求財などにご利益があるそうで、狙ったわけでもないのに、なんともまぁお守りにピッタリの一字と相成りました。(勿論『因果』という意味については、狙った上で昴くんの象徴文字にしているんですけどね)あ、そうそう。効力そのものがそもそも保証されている訳ではありませんが、色々お願いごとは封じておりますので、1年間は封を解かず、大事に使って下さいね。また、紙媒体の御札の効力は1年とされていますので、2013年の末に封を解いて、御自身を守っていたキャラクターや言葉を確認してみて下さい。また、このお守りそのものは、容れ物として使っても差し支えないので、新しい御札やお守りを入れ、2014年以降も末永く使ってもらえたら嬉しいです。

御札完成!

これはボツ。

承りました。

そうして完成したどっさりのお守り。しっかりとパッケージしてお預かりしましたよ。何故預かるかというと、そこは次へ!因みに中央の御札はボツ御札。ボツの理由は「なんかいやらしいから」人の性(さが)とかそういう意味の一字だったらしいんですけどね(笑)

祈願

さて、ここからは少し趣向を変えて画像でご紹介して行きたいと思います。吉川さんが丹精込めて作って下さった御札。この御札を持って僕はとある場所へと足を運んで参りました。画像をクリックすると拡大表示されますので、そこからゆるりと御札祈願の旅の模様をご覧下さいませ。

閲覧はPC推奨です。携帯電話等他端末での画像閲覧では、正常に御覧いただけない場合が御座います。また、拡大後、画像の右端にマウスポインタを合わせれば→が表示され、左端にマウスポイントを合わせれば←が表示されます。その状態でクリックすることで、先送り、巻き戻しが行えますので、併せてご利用下さい。

その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
その9
その10
その11
その12
その13
その14
その15
その16
その17
その18

エンディング

という訳で

成田へ自腹で行ったことが嘘じゃない事を声高にアピールしつつ、謳華炸裂御守のご紹介レポート、如何でしたでしょうか。今回は凝ったデザインや制作工場さんの模索交渉も去ることながら、和風曲芸スタッフ総出で制作に当たりましたので、作品ひとつひとつに文字通り魂が込められています!是非、魂込めて作ったお守りを片手に、貴方の「人生謳華」を炸裂させて下さい!
それではまた!最後までご一読ご閲覧、誠にありがとうございました!

文/撮影:吉野一平 画像加工/校正:studio onepi

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