アルバトロス・シンデレラ!

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ドラマCDとは、声優の声を聴く為の媒体ではなく、音だけで世界を表現することの出来るエンターテイメント。

吉川華生を主宰として立ち上げた「和風曲芸」は、ドラマCD制作団体として2009年に活動を開始。当初は、現場で培った力を注いで「何か」を作ってみようというキッカケで始めたこの団体は、今やドラマCDの「音だけで表現する」ことの可能性を探求し続けていく明確な指針を持った団体として、現在も細々とながら活動を続けています。

声の持つ力と音の可能性は、視聴者がその世界に歩み寄ろうとしなければ楽しむことは出来ません。

映像画像制作は飛躍的な進化を遂げ、無料で楽しめるコンテンツは当たり前となり、注目を集めなければ作品制作を続けることは難しい時代になりました。TVが普及するより前から人々の側にあったラジオ。その文化から生まれたラジオドラマがドラマCDの原点です。その世界に、未だ可能性を感じる私たちは、もはや時代遅れなのかもしれません。しかし、文学が、美術が、その素晴らしさと輝きを失わぬように、音の世界もまた、探求を続ける価値のある芸術であると私たちは考えます。

そして、アニメやCGなど、非現実的な世界も映像化する事が出来るようになった現代だからこそ、人の想像力は前時代の枠を越え、音というヒントから壮大な世界を想像することが出来るようになっていると考えています。現代の表現が進化を続けるからこそ、ドラマCDを楽しむことの出来る深みもまた、より深く、色濃くなっていると私たちは考えます。

想像は「しようとしなければ」出来ません。視聴者の歩み寄りがなければ楽しさは伝わらない側面がある為、生産性が乏しいと、ドラマCDの制作現場そのものが衰退している事実も否めません。

音だけで世界を表現する為には、一般には見えない多くの力が必要です。キャラクターを「そこ」に顕現させる声優は、ビジュアルによる助力が無い為、より深い表現が要求され、その吐出された声を収録する技術も然り、またその声と効果音、音楽を合わせ、音の世界を整える音響編集は非常に地味で長期的な労力が掛かります。当然ながら効果音も音楽も、それぞれの先駆者が作り上げた芸術作品です。また、ドラマCDという無形の音を形あるものにする為にイラストレータによるビジュアル描画やジャケットデザインの力、プレス会社の協力が必要不可欠です。

しかし、それらの時間やお金、労力を費やしてでも「音だけで表現する世界」には価値があるものだと私たちは考えています。

私たちの想う「価値ある世界」どうか、その楽しさを、感動を、あなたにも感じて頂きたい。
私たちはドラマCDの趣深さを、ひとりでも多くの方に伝える為、これからも探究を続けて参ります。

和風曲芸一同

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